ノーベル文学賞@受賞者リスト / 2001年 - /

ドリス・レッシング


ドリス・メイ・レッシング(Doris May Lessing、1919年10月22日-)はイギリス人女性作家。2007年にノーベル文学賞を受賞した。

1919年10月22日、ペルシャ(現・イラン)で、父アルフレッドと母エミリーの娘として生まれる。両者ともにイギリス人(イングランド)である。この時の名前はドリス・メイ・テイラー。

ドリスが生まれる前に、父アルフレッドは第1次世界大戦に従軍中に片足を失ったが、入院中にロイヤルフリー病院で後に結婚することになるエミリー看護師と出会った。その後、職を求めてペルシャに移住し、ペルシャ帝国銀行に勤めた。その後、1000エーカーの土地を購入すると、トウモロコシの栽培をするために、1925年に南ローデシア(現ジンバブエ)に移住した。しかし、農業は上手くいかなかった。

ドリスは、サリズベリー(現ハラレ)カトリック系の女学校であるドミニカ女子高等学校に入学するが、13歳で学校を離れ、以後独学を続けた。15歳で家も離れると、メイドとして働き始めた。この時、雇い主からもらった政治や社会学の本を読み始め、作家活動を開始した。電話技師に転職すると、すぐにフランク・ウィスドムと結婚。1943年に離婚するまでに2人の子供をもうけた。1945年にドイツ人移民ゴットフリート・レッシングと再婚し一男をもうけるが、1949年に離婚した。現在の「レッシング」という姓はこの夫のものである。

1949年にイギリスに息子と共に渡り、翌1950年に自身初の著書「草は歌っている」(The Grass is Singing)を出版。

1962年に「黄金のノート」(The Golden Notebook)を出版。

2007年10月11日にスウェーデン・アカデミーがドリス・レッシングにノーベル文学賞を授与することを発表。ノーベル文学賞史上最高齢の受賞者となった。受賞理由は、「女性の経験を叙事詩的に描いた。懐疑と激情、予見力をもって、分裂する現代社会を吟味し、題材にしたこと」( ”that epicist of the female experience、 who with scepticism、 fire and visionary power has subjected a divided civilisation to scrutiny”)とのこと。12月10日にストックホルムで授賞式が行われ、メダルと賞金1000万クローナが送られる予定。
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